• date : 2010年12月26日、27日 / 2011年1月 8日~31日
    place : 主水書房
    type : Mixt Media

    靄の中へ

    – kiwiが美しい羽を失った湿った森 –
    ニュージーランドの夜の森を歩いた。
    空を覆うほどの大木のそばでは夜空に見える星の数も少なく、深く暗い。
    目に見える情報が少ない代わりに、森のすべての植物や動物の気配が強く感じられる。森は、気配が、その樹液が、そのエナジーが森なのだと思った。
    生の気配。
    ひらめきに似た気持ちを抑えつつ、樹液で青く霞んだ靄の中へ、
    森の気配の中へ歩いた。

    *kiwiが森の家族を守る為に神の木から地上に降り立ったとき、その美しい羽と、光の下での生活を失った。
    しかし、そのためにkiwiはもっとも有名で人々から愛される鳥となった。
    森は暗く湿っていて、他の鳥達は恐ろしさのあまり降り立つ事が出来なかった。

    *旅先のニュージーランドで聞いた古い森の言い伝えより